-
ラーゲルンダの鉄道衝突事故と色覚検査の導入【補足説明付】
¥3,060
Color blindnessの職業適性検査の起源をたどると,1875年にスウェーデンで発生した鉄道事故にいきつくことが多い.事故現場はオスターゴットラントで,北方面行き急行列車がバンケベルグに到着した際,最初はほとんど停止するところまで減速したのだが,駅長と線路係から一連の信号があったにもかかわらず,なぜか列車は加速してしまったことが決定的な原因だった.事故の後まもなく,眼科医のフリチオフ・ホルムグレンが,北方面行き急行列車の機関士か,検油係が色覚異常であった可能性を指摘した.しかし,どちらも死亡したため検査は不可能だった.(以上、抄録より) 著者は,事故の裁判記録と他の記録資料を用いて再検証を行い,事故原因を色覚異常のみに求めることは不可能であると結論づけました.しかし,この事故が欧州と北米の鉄道における色盲検査の導入に中心的役割を果たしたことに疑問の余地はありません.ホルムグレンが従業員の色盲検査を一律して導入するよう鉄道管理局を説得するため行った演出には巧妙なトリックが使われていたのです. この事実を、日本でもぜひ知っていただきたく、発刊いたしました。 ★ 本書は,2012年に発表された論文を日本語版として出版したものです.できるだけ容易な日本語となるよう配慮を重ねました。 ★ 同著に含むことのできなかった「注釈・補足説明」を特典として別刷りでおつけします。 こちらカラーメイトのショップ以外のご購入では特典をおつけすることはできません。 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 著者 J.D. Mollon (ジョン・モロン,哲学博士,王立協会フェロー,ケンブリッジ大学実験心理学部,英国) L.R. Cavonius(リリー・カボニウス、科学修士,チャーマーズ大学化学生物工学部,スウェーデン・ヨーテボリ市) 日本語版作成 尾家宏昭(しきかく学習カラーメイト代表) 監修 平松千尋(九州大学芸術工学研究院准教授) ソフトカバー B5版 34ページ(図版等カラー) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 正価 2,800円 + 税10% = 3,060円
MORE -
教育用色覚検査表 CMT 取扱説明書 改訂新版
¥3,300
★400セット限定販売 ◇かつて日本では、「色覚異常」と判定されると、それだけで希望する進学や就職ができないことがありました。 ようやく2002年に色覚検査による就労制限が規制されるようになり、2003年には学校で全員に行う色覚検査制度も廃止されました。 しかし、少数色覚者に「異常」を自覚させ、就労に制限があることを知らせるべきだと、教育行政や学校が色覚検査を勧める地域が現在も日本各地にあります。一方、先天的身体状況を検出する検査に学校が関与すべきではないと積極的に勧めない地域もあります。 どちらが良いのでしょうか? 問題は、検査を実施するかしないかではなく、検査により「異常」を抽出し、それだけで職業適性を判断するという検査の目的ではないでしょうか? 一般に検査で使用されるのが石原式色覚検査表と呼ばれる「丸いつぶつぶでできた円の中から絵や数字などを読み取らせる検査表」です。この検査表は、日常生活では色まちがいをしない「ごく軽微な異常」まで鋭敏に検出するため、職業適性判断には不向きで、必要以上に「異常」を宣告することもあります。 ただ、色覚のちがいを、ヒトの多様性の一つ(色覚多様性)だと正しく理解し、一人ひとりの少数色覚者の色の感じ方を知ることは、他者理解において、大切なことでもあります。 この【教育用色覚検査表 カラーメイトテスト CMT 「色のなかま」テスト】は、1995年、小学校4年生にまだ色覚検査が義務づけられていた時代に生まれました。「異常」「正常」の判断が目的の検査ではありません。教員などが少数色覚の子どものサポートにつなげる目的で作成されました。 ◎検査を受けた子どもの「混同しやすい」具体的な色を確認できる ◎「検査表が読めない」ことから、自分の色覚を否定的に思わない検査ができる という特長を有しています。 さまざまな多様性理解を進めようとしている今、この【教育用色覚検査表】が求められていると考え、取扱説明書を大幅増補改訂し、現在の色覚理論も掲載しました。また、保護者への説明などに役立つ「検査の記録用紙」や「検査カードの縮刷版」もあわせて作成し、【本検査表】を活用しやすくする工夫も採り入れています。 ◇創案開発 髙柳泰世(本郷眼科) ◇色彩設計 金子隆芳(筑波大学名誉教授) ◇取扱説明書原著・改訂版取扱説明書監修 高柳泰世 ◇改訂版取扱説明書著 大石由紀子・ごとうあさほ・尾家宏昭(しきかく学習カラーメイト)共著 マンガ・イラスト 金孝源(キム・ヒョウォン)別府大学文学部准教授 サンプル https://bookway.jp/modules/zox/sample/oos_cmt_manua1_new/pdfViewer/ ◇付録 DVD (色のバリアフリーをめざして~色覚特性を正しく知る~) ◇見本添付 説明配付資料 (CMTの記録 1枚、CMT縮刷 5種各3枚) ※400セット限定です。同様の形式で再版はできません。予めご了承下さい。 《Youtube chカラーメイト》 ◎色のバリアフリーをめざして~色覚特性を正しく知る~ https://youtu.be/Ps1047MoYjw
MORE -
CMTの記録(CMT 関連品)
¥440
◇CMTと同様の色で簡易印刷したこの記録用紙。この記録用紙に記録することで次のような活用ができます。 ◇テスト後、この記録用紙を被検者や保護者に見せながら、色の感じ方のちがいを「実際の色を見せながら」説明できます。 ◇もちろん、検査者も被検者の色の感じ方を把握し、被検者に必要なサポートに役立てることができます。 ◇保護者に、この記録用紙を渡せば、家庭で掲示するなどして、被検者の色の感じ方の理解とサポートにつながります。 ◇サイズ 260mm×260mm ◇10枚1組 ※この記録用紙の見本を、改訂新版CMTに1枚同梱しています。
MORE -
CMT縮刷版(CMT 関連品)
¥440
◇色の感じ方の説明には、色名で説明するのではなく、実際の色を見せながら説明することが大切です。 ◇CMT検査後、使用した検査カードを、被検者や保護者に渡してしまうことはできません。 ◇そこで、できるだけCMTカード同様の色に近づけ、説明に役立つ「CMTカードの簡易印刷縮刷版」を作成しました。※カラーコピーでは色が変わってしまう場合が多くお勧めできません。 ◇ご家族で、このカードを見ながら、少数色覚者の家族理解につなげることができます。 ◇学校などで、職員研修などにも役立てたり、CMT検査の共通理解や子どもたちへのサポートにつなげることもできます。 ◇サイズ 100mm×100mm ◇No.1~5まで各10枚・計50枚1組 ※この「CMT縮刷版」の見本を、改訂新版CMTに各カード3枚ずつ計15枚同梱しています。
MORE -
CMT改訂新版 取扱説明書・見本セット(CMT関連商品)
¥550
★旧版のCMTをお持ちの方へ★ 「改訂版取扱説明書」と、同梱の「見本セット」の販売をします。 ◇「見本セット」は、「CMTの記録」1部と「CMT縮刷版」No.1~5各3枚の計15枚。 ◇これで、いまお持ちのCMTが「改訂新版」に生まれ変わります。
MORE -
色のなかまがわかるよ!【CMT同時購入価格】
¥110
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ CMTと同時購入で、在庫限り何冊でも【1冊510円→110円】で頒布します。 この機会に、ぜひお求め下さい。 もちろん、送料は無料です。 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ ◇CMTの補助資料として教員資料や保護者説明などに使える小冊子。 ◇CMTの簡易印刷やCMTの手順についての説明があります。 ◇こちらから、pdf版をダウンロードもできますが、誤解等を防ぐnため色調整をした印刷版をご利用されることをお勧めします。 http://www.shikikaku.com/wp-content/uploads/2015/03/irononakama.pdf ◇ 高柳泰世 著 ◇ 2014年 (株)浜島書店刊 ◇ A5版20ページ ソフトカバー
MORE -
色のなかまがわかるよ!(通常販売)
¥510
◇CMTの補助資料として教員資料や保護者説明などに使える小冊子。 ◇CMTの簡易印刷やCMTの手順についての説明があります。 ◇こちらから、pdf版をダウンロードもできますが、誤解等を防ぐため色調整をした印刷版をご利用されることをお勧めします。 http://www.shikikaku.com/wp-content/uploads/2015/03/irononakama.pdf ◇ 高柳泰世 著 ◇ 2014年 (株)浜島書店刊 ◇ A5版20ページ ソフトカバー
MORE -
絵本 エリックの赤・緑
¥2,750
◇アメリカで2013年に出版された絵本“ERIK the RED sees GREEN : A Story about Color Blindness” は、各国で高い評価を得ています。読者には小学校入学前の子どもさんもいます。わたしたち「しきかく学習カラーメイト」は、一人でも多くの子どもたちや保護者に、この物語をぜひ読んでいただきたいと原著出版社等に交渉を重ね、ようやく許可を得て、日本語版「エリックの赤・緑」と題して、発刊することができました。 ◇色覚のちがい(色覚多様性)を自然に理解できていくストーリーは、小さいお子さんから大人まで、心に響くとともにいろんなことを考えさせられるでしょう。 ◇巻末に大人向けの説明「色と色の感じ方のちがいについて」を掲載。ここでも、きっと、新しい発見が得られるでしょう。 立ち読み https://bookway.jp/modules/zox/sample/his_er19_bluere_d/pdfViewer/ ◇原作 Julie Anderson and David López “ERIK the RED sees GREEN – A Story about Color Blindness ‒” ◇翻訳 ごとう あさほ ◇説明(色と色の感じ方のちがいについて) 尾家 宏昭 ◇210×260mm 34ページ 説明4ページ 《レビュー》 ☆「風変わりな色覚」をクラスメイトや先生にプレゼンするエリックにぐっときました。違いを認めあえる環境が、これからどんどん整いますように! 川端 裕人(小説家・ノンフィクション作家) ☆色の見え方や表現に正解も不正解もない。人との違いを肯定することで笑顔になれた主人公の体験は誰にでも当てはまるでしょう。 平松 千尋(九州大学准教授 芸術工学研究院 感性多様性研究室) ☆このCVD(色覚異常)についての前向きな描写は、少し変わった世界を見てみたい好奇心旺盛な子どもたちにとって魅力的だ。 カーカスレビュー(米国 書評雑誌) ☆「何色が見えますか?」というCVDに対する典型的な質問に対して、著者は的確に答えることができた。 スクールライブラリージャーナル(米国 情報誌) 《Youtube chカラーメイト》 ◎絵本「エリックの赤・緑」の魅力 翻訳 ごとうあさほ https://www.youtube.com/watch?v=-frBS2lvF4U&t=8s ◎絵本「エリックの赤・緑」の発刊にあたって カラーメイト代表 尾家宏昭 https://www.youtube.com/watch?v=XJ-1ad4Pszo&t=2s ◎「エリックの赤・緑」読み聞かせビデオができました! https://youtu.be/GlUmXJno5nI
MORE -
カラーメイトのマンガ・手引き4冊セット
¥330
◇ご購入者さま多数! ただ、低価格のため1冊単位の販売がむずかしかった2冊のマンガを、利用の手引きと合わせて「4冊セット」にしました。 ◇これでも安価なため、Amazonや一般書店では扱えず、このページからの直接販売しか扱えません。 ◇内容 「はじめて色覚にであう本」 同書「利用の手引き」 「検査のまえによむ色覚の本」 同書「利用の手引き」 計4冊セット
MORE -
マンガ はじめて色覚にであう本 ~色っていろいろ
¥77
◇2017年にカラーメイトが発刊した学習マンガ。短い時間で読めるマンガ冊子で、集団読書や人権学習などに使えるように作成しました。 ◇小学校4年生で色覚検査を行うことが多い(2016年現在調査)ことから、その学年の子どもたちに読んでもらうことをめざして作成しましたが、小学校から中学校でも多くの学校で活用されています。。 ◇小学生の2人が、ふとしたことから色覚のちがいについて体験的学習で学んでいきます。 ◇色覚のちがいについての説明には、カラー図版を多用し、ちがいを体感できるマンガにしています。 立ち読み(同書「利用の手引き」含む)https://bookway.jp/modules/zox/sample/his_sikika9_comic_to_tebiki/pdfViewer/ ◇製作・著作 しきかく学習カラーメイト ◇マンガ 金孝源(キム・ヒョウォン) 別府大学文学部(当時)専任講師・マンガ家 ◇脚色協力 田代しんたろう (当時)別府大学客員教授・マンガ家 ◇監修(50音順) 岡部正隆 慈恵医科大学教授・カラーユニバーサルデザイン機構副理事長 河村正二 東京大学大学院教授 齋藤慈子 武蔵野大学講師 高柳泰世 本郷眼科・神経眼科・藤田保健衛生大学客員教授 ◇B5版 12ページ ◇巻末に「おうちのかたへ」掲載 ◇全ページをこのページの写真で確認できます。 30冊ご購入につき1冊それぞれの同書の「利用の手引き」を無料贈呈します。 「利用の手引き」は単体でも販売しています。
MORE -
「はじめて色覚にであう本」利用の手引き
¥66
◇学校の先生方、教育関係者に読んでいただくことを念頭に作成しました。マンガにあわせて補足や解説をしていますので、マンガを使った学習に役立てることができます。 ◇著 しきかく学習カラーメイト(文責 しきかく学習カラーメイト代表尾家宏昭) ◇B5版 8ページ
MORE -
マンガ 検査のまえによむ色覚の本
¥110
◇「『はじめて色覚にであう本』のように高校生が読む色覚についての本がほしい」という要望を多く受け、2019年にカラーメイトが発刊した色覚学習マンガ第2弾です。 ◇主人公は高校生。友人とともに色覚について学んでいきます。 ◇少数色覚者に対する就労制限等が残っている現在、進路選択と色覚のちがいをどう考えていくべきかをテーマにしました。 ◇「はじめて色覚にであう本」と同様に、少数色覚者と多数色覚者の色の感じ方のちがいがわかるカラーの図は、全体の半分8ページに入れています。誤った認識がくつがえされるかも? 立ち読み(同書「利用の手引き」含む) https://bookway.jp/modules/zox/sample/his_sikika_9_kensamae_30/pdfViewer/#/pc ◇原作 しきかく学習カラーメイト ◇マンガ 金孝源(キム・ヒョウォン)別府大学文学部(当時)専任講師・マンガ家 ◇脚色協力 田代しんたろう マンガ家 ◇監修 平松千尋 九州大学芸術工学研究院 助教 ◇画像提供 齋藤慈子(上智大学 准教授), Klaus Schmit (Germany), Martin Stevens (UK) ◇B5版 16ページ ◇全ページをこのページの写真で確認できます。 30冊ご購入につき1冊それぞれの同書の「利用の手引き」を無料贈呈します。 「利用の手引き」は単体でも販売しています。
MORE -
「検査のまえによむ色覚の本」利用の手引き
¥77
はじめて色覚にであう本の手引きに比べ、中高生の進路指導における色覚の取り扱いがどうあるべきかを、具体的数値や書籍等の引用で詳しく説明しています。 【B5版12ページ】
MORE -
知っていますか? 色覚問題と人権 一問一答
¥1,100
◇2004年、解放出版社刊。「色覚異常」と判定される当事者が一冊の本として色覚問題についてまとめた初めての本です。 ◇時代が経過して現実と合わない部分もありますが、このページからご購入いただければ、講演「色覚問題と就労保障」(尾家)の書き起こしを補足として添付します。 ◇A5版 ソフトカバー 本文106ページ
MORE -
カラフルデイズ -おにいちゃんは おっちょこちょい?―
¥880
お兄ちゃんはおっちょこちょい。 まだ焼けてないお肉を食べようとする。 他の人のハブラシを使おうとする。 左右違う色の靴下を履こうとする。 お母さんはいつも怒ってるけど、 本当にそれっておっちょこちょいなの……? ある日、色覚特性を持つことに気づいた少年の家族の物語。 性格や考え方が違うように、見え方も一人ひとり違って当たり前。 誰もが自分の色で輝き、あたたかい工夫や言葉であふれる 社会になってほしいとの思いを込めて−−。 しまだようこの えほんシリーズ「みんなで かんがえよう インクルーシブ教育」第4弾は、 日本人の20人に1人の割合でいるとされている「色覚障がい」がテーマです。 色覚障がいとはどんなものなのか? 色覚障がいの人が生活しやすくなる工夫とは? 巻末には、アプリ「色のシミュレータ」の情報を掲載。 さまざまな色覚特性を持つ方の色の見え方が体験できる ツールを使って、本書を読んでみてください。 <出版元の今井印刷さまホームページより> ◇しまだようこ さく / 伊賀公一 監修 ◇ B5ソフトカバー 32 ページ ◇ 今井出版 2020.12月刊
MORE -
しまだようこのえほん「みんなで かんがえよう インクルーシブ教育」5冊セット
¥3,850
しまだようこの えほんシリーズ 「みんなで かんがえよう インクルーシブ教育」5冊セット ◇学校やクラスには、発達障がいや身体障がいなど、さまざまな特性をもった子どもがいます。車いすや補聴器など見てわかる障がいもあれば、少数色覚(色覚障がい)や吃音症など、見ただけではわかりにくく、子ども自身もクラスメイトへの説明が難しいような障がいもあります。 ◇近年、多様性を尊重し、障がいのある子どもと障がいのない子どもが同じ場で共に学び合い、成長し、「共生社会」を実現しようという考え方のもとに、子ども一人ひとりの能力や困りごとが考慮・配慮された、「すべての子どものための教育」=「インクルーシブ教育」の理念が広がってきています。 ■セット内容■ 1 『つながろ! にがてをかえる?まほうのくふう』《発達障がい》監修・井上雅彦/32頁 2 『ぼく と きみ』《肢体不自由》34頁 3 『ぼくらの バトン』《肢体不自由》34頁 4 『カラフルデイズ』《色覚障がい》監修・伊賀 公一/34頁 5 『まーるごとで よろしく!』《吃音症》監修・井上雅彦/38頁 シリーズをとおして、いろんな子どもたちが登場しました。 みんなそれぞれのまーるごとが尊重されて、 みんながまーるごとでいられることが、「インクルーシブ教育」なのかもしれません。
MORE -
「色のふしぎ」と不思議な社会 2020年代の「色覚」言論
¥2,090
◇川端裕人著 ◇筑摩書房刊 ◇ A5ソフトカバー 348 ページ(カラー7ページ) 眼科医たちは、先天色覚異常の職業適性などを語り、時に「軽いほど危険」と言い立てて、色覚検査を受けるようにと呼びかける。 一方で、科学者たちは、色覚異常は「異常」ではなく、多様性の一部であり、それがヒトの集団で維持されてきたことについて、なにがしかの理由があるかもしれないと示唆する。(・・・) この違いはいったなんだ! まるで、引き裂かれるような感覚を抱いた。 ― 以上、本書より ◇著者がいう「サイエンスが明らかにする『色覚像』と、医師が語る『色覚異常』の大きなズレは、色覚問題かかわる多くの人にとって共通の疑問だと思います。しきかく学習カラーメイトでは、そのズレを埋めるため、直接子どもたちや保護者が色覚について正しく知る教材を作ることを進めています。 ◇本書は、わたしたちの本「はじめて色覚にであう本」と同じく東京大学河村正二教授の研究に触れたことに端を発しています。その内容は、わたしたちカラーメイトが至らない部分を的確に補ってくれるものであり、後押しをしてくれるもでもあります。 ◇少数色覚を自覚する著者自身が、数多くの方々に取材し色覚問題の本質を見極めていく様子に、読者はまるで謎解きをしていくような感覚になるでしょう。
MORE -
増補改訂版 色弱の子どもがわかる本
¥1,760
原案:カラーユニバーサルデザイン機構 コミック:福井若恵 監修:岡部正隆 発行:かもがわ出版 NPO法人の相談窓口から生まれたQ&A41項目を、フルカラーのコミックで解説。2016年に発刊された同書を、親や保母・教師が自信を持ってサポートできるよう、新たな質問に答え全面改定、思春期の子どもに対応し8頁増補。 【A5版 本文91ページ】 ※同書でいう「色弱」は、カラーメイトでいう「少数色覚」をさします。 ※本書は、しきかく学習カラーメイトが発刊した本ではありません。斡旋品。
MORE